展示会

展示会ブースの小間とは?サイズや予算、小間数の決め方などを徹底解説!

展示会のブースの広さを表す単位として、「小間」というものがあります。展示会にあまり馴染みがない方にとっては聞きなれない言葉なので、いまいち「小間」という言葉がどういう意味なのか、どれくらいのサイズなのかがわからないという方もいるでしょう。

そこで今回は、展示会ブースの小間について詳しく紹介します。一般的な小間のサイズや小間数の決め方、1小間あたりのおおよその予算なども解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

展示会ブースの小間とは?

展示会ブースの「小間」とは、展示会場で割り当てられるブースを設営するための広さの単位です。この「小間」という呼称は、展示会のレイアウトが将棋や囲碁の盤面のように区画割りされることから、「小さな区画」を意味する言葉として用いられるようになりました。

展示会では、1小間からブースを構えることも可能ですが、希望の広さに合わせて必要な小間数を申し込むことも可能です。会場の規模や展示会によって、1企業に割り当てられる小間数に制限が設けられることもありますが、大規模なブースを構える場合は、20小間ほどのスペースを確保するケースもあります。

1小間のサイズはどれくらい?

展示会における1小間のサイズは、2.7m×6m(16.2㎡)が一般的な基準です。ただし、展示会や会場によっては、3m×3m(9㎡)や、さらに大きいサイズが設定される場合もあります。

1小間のサイズは展示会や会場によって異なる場合もあるので、出展を申し込む際は1小間のサイズをしっかり確認したうえで、必要な小間数を申し込みましょう。

展示会における小間数の重要性

展示会における小間数は、ブース規模や展示内容を決定する重要な要素です。小間数が多いほど広いスペースが確保できるため、展示できる製品数や来場者を迎える余裕が増し、企業の存在感を高める効果があります。

大規模な展示スペースは、ブランドの信頼性や規模感を視覚的に伝えるために有効で、来場者に対して強い印象を残すことができます。一方で、小間数は出展目的や予算に応じて慎重に検討することが重要です。

1~2小間のコンパクトなブースでも、デザインや展示内容を工夫すれば効果的なアピールが可能です。特に初めて出展する企業や特定の商品に焦点を当てたい場合には、適度な小間数で効率的なブース運営が実現します。

小間数は、スペースそのものだけでなく、設営コストや装飾、スタッフ配置に影響を与えるため、全体の計画において重要な役割を果たします。適切な小間数を選ぶことで、展示会の目的達成に向けた最大の効果が期待できるでしょう。

1小間あたりの一般的な予算

展示会に出展する際は、出展料やブース製作・設営費用、販促物制作費など様々な予算がかかります。ここでは、1小間あたりの出展料とブース製作・設営費にフォーカスして、一般的な費用を解説します。

出展料

1小間あたりの出展料は、展示会の知名度や規模によって異なります。全国的な知名度がある大規模な展示会であれば1小間あたり30~50万円、中小規模の展示会であれば20~30万円ほどの出展料がかかるでしょう。

こちらの出展料は、展示会ごとに主催者が決定しているので、出展したい展示会の正確な出展料を知りたい場合は、主催者に問い合わせて下さい。

ブース製作・設営費用

ブースのデザインや装飾、依頼する業者など、様々な要素によって費用は大きく異なりますが、1小間あたりのブース製作・設営費用は50~200万円ほどが一般的な相場です。製作や設営が容易で効率的なシステムブースにすれば費用を抑えることが可能ですが、複雑な木工ブースや特注什器などを製作する場合は、高額な費用がかかります。

ブース製作・設営を業者に依頼する場合は、一度相談してみてその業者の費用感を確認しておくと良いでしょう。

展示会ブースに関するお問い合わせ

展示会の小間数の決め方

小間数は展示会全体の計画や成果に直結する重要な要素なので、以下のポイントを考慮して決めましょう。

  • 出展の目的
  • 全体の予算
  • 展示する商品の数やサイズ
  • 来場者の収容人数・動線
  • 出展位置
  • 展示会の規模

出展の目的

展示会の小間数を選ぶ際は、出展の目的を考慮することが非常に重要です。例えば、新商品の発表や特定の製品を少人数に集中して強調したい場合は、1~2小間のコンパクトなブースでも効果的です。

一方、ブランド力を強調したり、複数の製品を展示する場合は、3小間以上の広いスペースが適しています。また、商談スペースを設置したい場合や来場者が長時間滞在するデモンストレーションを行う際には、余裕のあるレイアウトが必要です。

目的に応じた小間数の選択が、効果的な展示会運営の鍵となります。

全体の予算

小間数が増えると、出展料だけでなく、ブース装飾費や設営費、人件費などの関連コストも増加します。予算を超えた小間数を選ぶと、展示内容が不十分になったり、他の必要な施策に割けるリソースが不足するリスクがあるため、全体の予算を考慮して小間数を選びましょう。

適切な予算配分で小間数を選べば、限られたリソースの中でも効果的なブース運営が可能です。出展目的と費用対効果を考え、最適な規模を選ぶことが成功のポイントです。

展示する商品の数やサイズ

展示する商品の数やサイズを考慮して小間数を選ぶことも、重要なポイントです。商品の物理的なサイズが大きい場合や複数の商品を展示する場合は、十分なスペースを確保するために小間数を増やす必要があります。

また、展示品が広がり過ぎるとブースが雑然とした印象になるため、適切なレイアウトを設計するための余裕も重要です。逆に、商品が少数でコンパクトな場合は、小規模な小間数でも十分対応できます。

商品の特性や展示方法に応じた小間数を選ぶことで、より効果的な展示が可能となります。

来場者の収容人数・動線

来場者がスムーズにブース内を移動できるスペースを確保し、混雑を避けるためには、十分な広さが必要です。特に、デモンストレーションや商談スペースを設置する場合、来場者が滞在する時間が長くなるため、動線設計が鍵となります。

また、ブースに立ち寄りやすい開放感のあるレイアウトを作るには、小間数を増やして広いスペースを確保することが有効です。来場者の快適さを重視した小間数の選択が、展示会の成果につながります。

出展位置

展示会の小間数を選ぶ際には、出展位置も十分考慮しましょう。会場の入り口やメイン通路沿いなど、人通りが多い場所にブースを配置する場合、注目度を高めるために十分な小間数を確保する必要があります。

一方、角地や目立つ位置を選ぶ場合は、小間数を増やすことで開放的なレイアウトを実現し、来場者を引き込みやすくなります。逆に、人通りが少ない場所では、小間数を抑え、効率的な展示方法を検討するのが良いでしょう。

展示会の規模

大規模な展示会では、他社ブースに埋もれないために、ある程度の小間数を確保し、目立つデザインや広いスペースを活用することが必要です。一方、小規模な展示会では、1~2小間のコンパクトなブースでも十分に目立つことができ、過剰な小間数はあまり必要ないでしょう。

また、来場者数が多い展示会では、人数を考慮して動線や収容力を確保するために、小間数を増やすことが効果的です。展示会規模に応じた最適な小間数を選ぶことで、費用対効果を高めることができるでしょう。

必要な小間数は展示会のプロに相談しよう

展示会の小間について詳しく解説しました。

小間数は、ブースの規模や展示内容に大きな影響を与える重要な要素です。適切な小間数を選択できれば、コストを抑えてより大きな成果を得られることにもつながるため、展示会の成否の鍵を握っているといっても過言ではありません。

適切な小間数を選ぶ際は、出展の目的や全体の予算、収容人数や動線など様々な要素を考慮して慎重に検討する必要があります。もし、自社にとって適切な小間数がわからないという方は、展示会のプロに相談することをおすすめします。

エヌショーケース株式会社は、創業55年の豊富な実績と経験で、お客様の目的や予算、納期など様々な点を考慮し、最適なブースのサイズやデザインなどのプランをご提案します。企画段階から、ブースデザイン、製作、装飾、設営など、ワンストップでサービスを提供することも可能なので、ぜひお気軽にご相談ください。

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