展示会は企業の魅力をアピールする絶好の機会です。せっかく展示会に出展するのであれば、「おしゃれなブース」で来場者の目を引き、商談やブランド認知の成功につなげたいはず。
今回は、おしゃれな展示会ブースを作るためのデザインのポイントや成功事例について詳しく解説していきます。
展示会は企業の魅力をアピールする絶好の機会です。せっかく展示会に出展するのであれば、「おしゃれなブース」で来場者の目を引き、商談やブランド認知の成功につなげたいはず。
今回は、おしゃれな展示会ブースを作るためのデザインのポイントや成功事例について詳しく解説していきます。
目次
多くのブースが並ぶ中で注目を集めるためには、ただ目立つだけでなく「おしゃれ」であることも重要です。洗練されたデザインは、来場者に好印象を与え、ブランド価値を向上させる鍵となります。まずは、おしゃれなデザインが具体的にどのような効果をもたらすのかを解説します。
おしゃれなデザインが与える効果としては、以下の3点が挙げられます。
来場者が一度に見られるブースの数には限りがあります。その中で目に留まりやすいのが、デザインに工夫が施されたおしゃれなブースです。
色彩や配置、照明などが美しく調和した空間は、訪れた人に「立ち寄ってみたい」と思わせる第一印象を与えます。結果として、集客力の向上につながります。
おしゃれなブースデザインは、企業が自社の価値やこだわりを表現する手段としても効果的です。
ブース全体に統一感を持たせ、企業カラーやロゴを活かしたデザインを採用することで、来場者に「この企業は信頼できそう」「センスが良い」といったポジティブな印象を植え付けることができます。こうした印象は商談や契約につながる可能性を高めます。
来場者がSNSに写真を投稿したくなるような魅力的なスポットは、InstagramやX(旧Twitter)などで拡散されやすくなります。このような自然なプロモーション効果により、展示会場外の人々にも企業の存在を認知させることが可能です。拡散が広がるほど、展示会後の集客やブランド認知の向上にもつながるでしょう。
展示会で目を引く「おしゃれなブースデザイン」を制作するには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。以下、来場者に好印象を与え、ブランド価値を最大化するための4つのポイントをご紹介します。
おしゃれなブースの基本は、統一感です。企業のブランドカラーやロゴを中心にデザインを構成することで、来場者に「企業らしさ」を一目で伝えることができます。
例えば、コーポレートカラーを背景や装飾品に反映させ、ロゴを目立つ位置に配置することで、視覚的なアイデンティティを確立します。
また、パンフレットやノベルティとブースデザインを統一させることで、展示会後も強い印象を残せるのがポイントです。こうした一貫性のあるデザインは、来場者に信頼感を与え、ブランド価値を高めます。
デザインに最新のトレンドを反映させることは、おしゃれな印象を与えるための有効な手段です。例えば、下記に挙げるような要素を反映させることで、ブースのおしゃれさを演出することができます。
トレンドを適切に取り入れることで、企業の先進性や時代に即した柔軟性をアピールできます。
ブースの目立つ場所に配置する看板やディスプレイは、来場者の第一印象を決定づける重要な要素です。以下の工夫をすることで、来場者の関心を引きつけましょう。
看板やディスプレイが目を引くと、自然とブース内への流入を促進します。
展示会で効果的なブースを作るには、「動線」と「導線」の両方を設計することが重要です。この2つは似ているようで異なる役割を持っています。
動線と導線は、それぞれ単独で考えるのではなく、連携させることでより効果を発揮します。会場内での来場者の動き(動線)を予測し、それに合わせて自社ブースへ誘導する計画(導線)を立てることが重要です。例えば、動線の主要ルート上に目立つ案内板を配置したり、接客スタッフを配置するなど、その先に興味を引く導線を作ることで、自然と来場者を自社ブースに誘導できます。
ここからは、弊社が成功した展示会ブースの事例をもとに、デザインや効果的な導線設計のポイントについて解説していきます。是非、貴社の展示会ブース制作の参考にしてみてください。
オルテックジャパン合同会社様は、米国オルテック社の日本法人で、主に、畜産・酪農・水産向けの栄養関連ソリューション群を製造・販売している企業です。弊社は、国際養鶏養豚総合展2024のブース制作を担当させていただきました。
上部に設置された円形の吊り看板は、遠くからでも視認でき、来場者の目を引きつける役割を果たしています。企業ロゴとコーポレートカラーを活用したデザインで、ブランド認知の向上も狙っています。
オレンジとホワイトを基調とした配色で、ブース全体に統一感を持たせています。これにより、ブース全体が洗練された印象を与えると同時に、ブランドイメージがしっかりと伝える意図があります。
ブースの入り口が広く、オープンな構造になっているため、来場者が気軽に立ち寄りやすい雰囲気をづくりを意識しています。また、中央部のスペースが広く確保されており、混雑を防ぎつつ、快適な滞在を提供することを狙いました。
公益財団法人科学技術交流財団様は、産業活動の発展と生活の質の向上に寄与することを目的として、愛知県地域の科学技術研究を活性化させる様々な取り組みを行っている公益財団法人です。弊社は、第19回 メッセナゴヤ2024のブース制作を担当いたしました。
「SDGs」「DX」を表現するディスプレイを、ブース角に配置。色と形状を工夫したディスプレイが、視覚的なインパクトを高め、来場者の目を引きつける役割を果たしています。
大型のパネルがブース全体に配置され、情報が整理されています。各パネルには図表や説明文が掲載し、来場者が立ち止まって内容を確認しやすい構造にしました。
全体的にオープンなレイアウトが採用されており、来場者が様々な方向からでもブースにアプローチできるデザインになっています。この構造は、展示会場内での来場者の流れを阻害せず、多くの人を引き込む効果があります。
その他の弊社実績はこちら:エヌショーケースの展示会出展支援実績
おしゃれな展示会ブースをつくりたいと考えている方にとって、ブースのデザインや構造は非常に重要ですが、それ以外にも来場者にとっての「快適さ」や「利便性」を考慮することが重要です。以下では、失敗を防ぐために押さえておきたい3つの注意点を解説します
来場者は限られた時間の中で複数のブースを訪問します。おしゃれなだけではそのブースに立ち寄ろうとする動機としては弱いです。そのため、自社ブースや自社サービスで得られるメリットや価値を一目で理解できるように伝えることが大切です。
「何が得られるのか」を明確にすることで、来場者にブースへ立ち寄る動機を与えましょう。
ブースの照明や音響は、来場者の印象や滞在時間に大きく影響します。これらを適切に調整しないと、逆効果になる可能性があります。例えば、おしゃれだからという理由で照明の明るさを抑えたブースにした結果、ブース内で書類が見にくくなり、商談を進めづらくなってしまっては元も子もありません。
照明や音響の配慮が来場者の快適さに直結します。これらの最適化は非常に重要です。
動線設計が悪いと、ブース内で混雑が発生し、来場者がストレスを感じてしまいます。スムーズな動線を確保することが重要です。
入口と出口を明確に区分したり、見どころのポイントを適度に分散させ、来場者が一か所に集中しないようにするなど、快適な展示会体験を提供できるように心掛けましょう。
今回は、おしゃれな展示会ブースデザインのポイントについて解説しました。ここまで見てきたように、ただおしゃれなだけでなく、展示会の目的である認知向上、リードや商談数の増加に寄与する戦略的な展示会ブースのデザインが重要です。
エヌショーケース株式会社は、創業55年を超える豊富な実績で、お客様に合わせて最適な提案をし、ワンストップで展示会への出展をサポートします。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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