式典

新施設の開所式を成功させるためのポイントと費用感

工場や倉庫が新しくできたとき、多くの企業ではオープニングセレモニー(開所式)を行います。開所式は企業にとって重要な節目であり、関係者や地域社会に新しい施設を紹介する場です。

本記事では、工場や倉庫の開所式を成功させるための具体的な方法とおおまかな費用についてご紹介していきます。

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目次

事前準備について

開所式を成功させるためには、事前の計画と準備が不可欠です。準備はおおよそ2〜4ヶ月前に開始するのが理想的です。
以下のステップに従って進めていきましょう。

  1. 日時と場所の決定
    開所式の日程と場所を決定し、関係者に事前に通知します。
  2. 招待客のリスト作成
    取引先、地域住民、従業員、メディアなど招待客のリストを作成し、招待状を送付します。
  3. プログラムの作成
    式典の進行プログラムを作成し、スピーチ、テープカット、施設見学などのスケジュールを組みます。
  4. 設備の準備
    ステージ、音響設備、照明、テントなど必要な設備を準備します。

概算費用

事前準備の全体的な費用は、約70万~200万円程度が目安です。

テープカットの実施

テープカットは、工場や倉庫の開所式で一般的に行われる儀式です。その象徴的な意味合いから、新しい施設のスタートを祝う重要なイベントとして位置づけられています。この儀式では、主賓や関係者が一堂に会し、新たな門出を記念する瞬間を共有します。
以下にその具体的方法を示します。

  • テープの準備
    企業のロゴや式典のテーマに合わせて選ばれることが多く、式典の雰囲気を一層引き立てます。
  • テープカットの役割分担
    主賓や関係者にテープカットの役割を割り当てます。それぞれの役割を事前に明確にし、円滑な進行を確保します。
  • カウントダウン
    参加者全員が一体となり、興奮と期待の中でテープカットの瞬間を迎えることができます。この瞬間を写真やビデオで記録し、後日広報や記念品として活用することもおすすめです。

概算費用

テープカット式の費用は、テープや道具などの準備に約5万~10万円程度がかかります。

鏡開きの実施

日本独自の鏡開き式も、工場や倉庫の開所式に適しています。新しい施設の成功と安全を祝う伝統的な儀式として、参加者全員の結束を高める効果があります。
具体的方法は以下の通りです。

  • 樽の準備
    鏡開き用の樽を準備します。日本酒の樽が一般的です。樽には「祝い樽」と書かれたものがよく使われます。
  • 木槌の用意
    鏡開き用の木槌を用意し、主賓や関係者に配ります。木槌は樽を開ける際に使われるため、十分な数を準備しましょう。
  • 開封の儀
    全員で木槌を使って樽の蓋を開け、開所を祝います。この瞬間は、写真やビデオで記録するのに最適です。
  • 酒の振る舞い
    開封した酒を参加者に振る舞い、和やかな雰囲気を作り出します。お酒は杯に注ぎ、参加者全員で乾杯を行います。

概算費用

鏡開き式の費用は、樽や木槌、日本酒の準備に約10万~20万円程度がかかります。

安全を祈念する神事

工場や倉庫の開所式では、安全を祈念する神事を行うことが一般的です。
神事の重要性についても触れておきたいと思います。この儀式は、新しい施設の安全と繁栄を祈願するだけでなく、集まった人々に対して感謝の意を表す場でもあります。また、地域社会との繋がりを強化する役割も果たします。
具体的方法は以下の通りです。

  • 神職の招待
    地元の神社から神職を招きます。
  • 祭壇の設置
    施設内に祭壇を設置し、供物や酒を供えます。
  • 祝詞の奏上
    神職が祝詞を奏上し、施設の安全と繁栄を祈念します。
  • 玉串奉奠
    参加者が玉串を奉奠し、順番に祈りを捧げます。

概算費用

安全祈念の神事の費用は、神職の謝礼や祭壇の準備に約15万~30万円程度がかかります。

施設見学ツアー

開所式の後に新しい施設を見学するツアーを行うことで、参加者に施設の魅力や機能を紹介します。
開所式の後に新しい施設の見学ツアーを行うことで、参加者に施設の魅力や機能を紹介します。これにより、参加者は施設について深く理解でき、設備や独自の特徴をアピールすることで施設の魅力を高めることができます。
そして、地域社会とのつながりを深め、地域の皆さんに施設を理解し応援してもらう良い機会にもなります。

  • 見学コースの設定
    見学コースを設定し、案内役を配置します。参加者用に案内資料やパンフレットを用意し、より詳細な情報を提供してもいいでしょう。
  • 重要ポイントの説明
    見学中に重要な設備や機能について説明を行います。各設備の特徴や利点について詳細に解説することにより、参加者は新しい施設の技術的な強みや効率性を理解することができます。
  • 質問タイムの設置
    見学後に質問タイムを設け、参加者の疑問に答えます。

概算費用

施設見学ツアーの費用は、案内役の手配や資料の準備に約15万~30万円程度がかかります。

記念品の配布

参加者に対して記念品を配布することで、開所式の思い出を残すことができます。

  • 記念品の選定
    企業のロゴやメッセージが入った記念品を選定します。例として、ペン、ノート、エコバッグなどがあります。
  • 配布方法の計画
    記念品をどのタイミングで配布するかを計画し、スムーズに配布できるように準備します。

概算費用

ノベルティの費用は、物や数によって金額はありますが、一般的には約5万~30万円程度で準備します。

まとめ

これらの方法を参考にして、新しい施設や工場や倉庫などの開所式を計画し、成功させましょう。事前の準備をしっかり行い、当日もスムーズに進行することで、参加者の満足度を高め、地域社会との絆も深まります。

予算や演出内容に合わせたアレンジも自由ですので、何かご不明点があれば、ぜひお気軽にご相談ください!

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